和紙のはがきをスマホ&PCから送れるサービスありがとうポストも開始からおかげさまで1年が経ちました。

まだビジネス的な成功は見えていませんが、和紙のはがきとしての活用方法は少し分かってきたことがあります。
個人のご利用もありますが、今回はビジネス用途での気づきについてまとめてみたいと思います。

1、高額商品で長期的な関係を結ぶ方に好評

ありがとうポストで利用率が高いのは保険、金融、住宅など商品が高額で、さらにお付き合いが長い相手に使われていることが多いです。

はがきだけで100円~150円するような和紙ハガキは、コスト的に大量にばらまくような用途には向きませんし、また1回の取引で終わるような短期的な関係には使われず、数年数十年と関係が必要な方に多く使われています。

和紙はがきを使えば、印象に残る、やりとりがしやすくなるなど通常のはがきよりも効果が見込めることはリピーター様からの声からも確信しておりますが、それが和紙のコストに合う業界、業種は限られているというのが現在の課題です。

原材料費は上がり続けており可能性は少ないですが、同じような見た目で安く出来たとしても、和紙全体の価値低下を招くので、ただ安くするだけでは解決できない問題だと感じています。

何通送って何通注文が増える、自分で送るよりプラスいくらのような短期的なコスト計算をされてしまうと、自社で安いはがきで送る、またはそもそも送らないという判断で使われないというのも実感しています。

2、ネットではがきを送るという概念自体が普及していない

リピーター獲得や、弱者の戦略としてビジネスにはがきを使う戦術は、書籍、ネットでも多く見かけますが、52円の官製はがき(正しくは郵便はがき)に手書き、もしくは自作テンプレートで一言書けば送ればコストが安い上に効果がある、という説明がほとんどです。

日本郵便も年賀状や大量送付のDMではネットで送れるようになっていますが、日々の数通程度のはがきには対応できていません。

そのため、まだ現在では、仕事ではがきを送ろう、と思ってもネットで送ろうと思える人は限られていると感じています。

ありがとうポストを使うには、

はがきを送ろう → ネットで送ろう → いいもの(和紙)を使おう

という流れが必要かと思っていますが、まだまだネットではがきを送ろうという人が少ないのが課題です。
またもっと和紙がいいものだと思えるような付加価値も必要だと感じています。

3、まだまだ普及には時間がかかるが徐々に広まってきている印象

リアルな商品と比べて、利用のハードルが低く、広がりやすいWEBサービスですが、ビジネスとしての成功には数年かかるのが通常です。

さらにありがとうポストは、和紙やはがきと特徴から、そこまでネットが得意ではない年齢層の方に送る側、受け取る側双方で利用が多く、ネット上では話題になることは少ないのではないかと考えています。

しかし、和紙はがきの効果は実感していますので、堅実に続けていけば、いつか口コミなどで広がっていくのではないかという希望を持って進めております。

まだまだ未熟な点も多く、予算も少ないサービスではございますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうポストで用いられている「小川和紙」のスペシャルコンテンツ。
その伝統と技術に深くフォーカスし、紐解いています。